●浮力(重さ・板の厚み)
スキムボードはテイクオフ後の水面を滑り出してからの伸び・
スピードが重要となる。
「伸び」はボードの浮力によるところが大きい。現在、ほとんどのボード
がコア(芯材)にウレタンフォームを使用していおり多くな浮力が得られる
ようになっている。浮力はコアの素材だけでなく、ボード自身の重さや
厚みによっても違う。いくらコアに浮力があってもそれを取り巻く
素材(ガラスクロス、樹脂など)が重くては本来の性能を活かせない。
また、軽量化だけを考えるとボードの強度を著しく落とすことになる。
●レール
スキムボードもサーフボードと同様にレールの幅が細い形状が
シャープで「切れ」のあるターンが可能である。
しかし、レールの幅が狭すぎるとボードの面積が小さくなり、十分な
「伸び(推進力)」が得られない。逆に、レールの幅が広すぎると「伸び」
はあるが、ターンの「切れ」が鈍くなる。
●ロッカー
ロッカーもサーフボードと同様でターンを制御するために不可欠な
要素である。ロッカーの面積が広すぎたり角度が強すぎると、推進力が
妨げられることになる。最近ではノーズだけでなく、テイル部にもロッカー
の入ったボードも多く見られる。
◎初心者のボード選び
スピードが出せない初心者には、レールの幅が広く、サイズの大きめの
ボードをしようすることで、浮力と推進力を補うことができる。まずは、
経験者やショップの人に聞いてみることをお勧めする。